理事長ご挨拶
当公社は、福岡市水道事業の健全な発展に寄与すること等を目的として、昭和60年9月に福岡市と福岡市管工事協同組合からの出資を受けて『財団法人福岡市水道サービスセンター』として設立され、以来、主に福岡市からの委託を受け、水道メーターの検針や水道料金等の収納、漏水防止調査、給配水管の修理・更新、給水装置工事の設計審査、貯水槽の検査など、安全で良質な水をいつでもお届けできるよう、長年にわたりお客さまとの接点となる業務を行ってまいりました。
平成13年4月には、業務の拡大と組織の充実を図り『財団法人福岡市水道サービス公社』に改組しました。その後、平成20年12月に施行された公益法人制度関連3法に基づき、水道事業の健全な発展に寄与する等、引き続き公益性の高い事業を中心に取り組むため、平成25年4月から『公益財団法人福岡市水道サービス公社』に移行しております。
平成29年度からは、水道事業の経営の効率化のため、福岡市から委託を受けていた配水施設等維持管理業務などの保全業務の大部分が水道局の直営となり、当公社の事業や組織が縮小されましたが、その後、水道局と当公社の業務の整理を行い、宅地内業務の全てを当公社に集約することが水道事業の効率的な運営に資するとされ、令和2年度より当公社の事業及び組織の見直しを行っております。
今後、当公社は、貯水槽の検査や水道メーターの管理、給水管の応急修理,給水装置工事の設計審査及び竣工検査など、宅地内の給水装置の維持管理に業務を特化し、引き続き福岡市の水道事業の一部を担ってまいります。
このように、社会情勢やお客さまのニーズに的確に対応しながら、当公社に与えられた役割をしっかりと果たしてまいりますとともに、これからも、これまでどおりお客さまの身近な存在として、さらに公益財団法人としての自覚と責任を持って、福岡市の水道事業の健全な発展と安全安心で豊かな市民生活の向上に寄与できるよう努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
公益財団法人福岡市水道サービス公社
理事長 馬場 哲久